ーーー御由緒ーーー 香取神社の創立年代は不祥であるが、五百年前応永年間と推定され、五穀豊穣及日常生活に関する一切のことをお護りになる神として、この尊い御神徳は、古くから招福除災の鎮守神と土地の人により深く信仰されています。当神社は武蔵国東部の地域に当たり、下総国一ノ宮香取神宮の御子社として埼玉県百二十社余りの内東端に位置し、奥州街道、日光街道に面し、武州大沢宿として、古くから開け、江戸時代には武士、町人、百姓の往路、帰路の旅の安全と家族の安泰を祈願して参詣休憩する人が後を断たず、其の尊い御神徳恩恵は広く関東一円に及び敬仰されていました。